世話役の挙式当日の心得

会場へは1、2時間早めに到着して、当事者、司会者、受付係などと最終的な打ち合わせをします。

披露宴の準備に不備な点がないか、スケジュールに変更がないかなど、しっかりとチェックし
ておきます。

開宴が近づくと招待客が続々と到着します。

控え室のようすを見たり、必要に応じてクローク・ルームや化粧室への案内をしたり、会場の準備状況をチェックしたり、こまごまと注意を働かせるようにします。

披露宴が始まったら、必要に応じてすぐ行動できるように待機しながら、会場と招待客のようすに目を配っています。

また、司会者にとっても、会場側の係員にとっても、世話役は大事な連絡のパイプになるわけですから、つねにその所在を明らかにしておくことがたいせつです。

終宴後はその残務整理も、世話役の役目です。

新郎新婦や両親は緊張と興奮で、気もそぞろです。

忘れ物など気がつかないことも考えられますから、世話役が会場内を点検してから、帰っていく招待客を見送るように心がけます。

なお、結婚式、披露宴費用の支払いを、事前に当事者側から依頼された場合は、あとあと間違いがないように、請求明細書、領収書、残金などをよくチェックしておきます。

戸川利郎